2008年
03月
14日
(金)
23:34 |
編集
「GIANT KILLING/原作:綱本将也、作画:ツジトモ」
モーニングにて連載中。既刊4巻。
連載が開始したのが去年にも関わらず、「このマンガが凄い 2008」にてオトコ編の6位に輝く注目っぷり。「番狂わせ」などの意味を持つジャイアント・キリングという言葉をテーマに、弱小プロサッカーチームを立て直す監督の活躍を描いた作品。
モーニングにて連載中。既刊4巻。
連載が開始したのが去年にも関わらず、「このマンガが凄い 2008」にてオトコ編の6位に輝く注目っぷり。「番狂わせ」などの意味を持つジャイアント・キリングという言葉をテーマに、弱小プロサッカーチームを立て直す監督の活躍を描いた作品。
何よりこの作品の魅力は、登場人物達が本当に楽しそうにサッカーに取り組んでいること。この漫画のテーマがそこにあると言って間違い無いでしょう。実際でもサッカーは他のスポーツとも比べて世界中で愛されているスポーツだと思います。歴史あるプロのクラブが存在する町、W杯などで輝かしい成績を残してきた国といった地域ぐるみでそのチームを愛する一体感の強さが感じられますが、この漫画でもフロントやサポーター達といった普段脇役に位置する人物に多くスポットを当てることでその一体感を表現しています。野球漫画の「おおきく振りかぶって」にも同じことが言えるように、多角的な面、特に試合には出ない第三者からのそのチームへの想いを描くことによって読者も同じ様に応援したいと思うのでしょう。
勿論、楽しんでるからってヘラヘラしてる訳じゃない、彼らは「プロ」のサッカー選手なのです。楽しんでるのは、真剣だから。

コチラが主人公の達海猛。ついさっきまではボーっとしていて、チームのフロントからも心配されていた彼ですが、昨年2位のチームの監督と向き合う際にはこの表情。勝利に向けて虎視眈々と狙いすましてる彼らの姿勢が堪らなくカッコイイ。達海やジーノや名古屋のブラジル3人組がかなりのお気に入りです。本当に僕は、「迷いの無い頼れるタイプ、引っ張ってくれる才能の持ち主タイプ」に弱い様です。
主人公である達海を筆頭に迷いの無いキャラが突き進んでるそんな中、しっかりと成長要素を秘めた主人公タイプである椿も用意してるのは上手い。彼が達海の想いを理解し、立派な選手となる日が来るのを待ち望むのも一つの楽しみ。椿も含め、この漫画は色々なキャラの役割がしっかりと確立して非常に読みやすい漫画だと思います。ここまで細かく分けることが出来るのも、舞台が中学や高校では無く、多岐に渡った年代の人間が存在するプロチームだからこそでしょうね。新人、駆け出し、中堅、主軸、ベテラン、引退間近、と年代と活躍の組み合わせだけでもコレだけ分類できます。
負けて学ぶ事は漫画でよくあることですが、公式戦という切実な負けによる悔しさや焦りを表現できるのはリーグ戦を行っているプロならでは。常に本番に立ち会っている選手達が試合を通じてどのように成長していくか、そこに今後期待します。
総合点数:80点
単行本で3巻まで出ていたとき一気読みして以来、毎週モーニングでの連載でも楽しみにして読んでいます。さっぱりとした絵柄は、ノイタミナでアニメとか向いてそう。
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