漫画、アニメの感想やレビューを思うままに書いていくブログです。
まにまにあ!
「ボンボンを読むとオタクになる」という噂について考察をしてみる
2007年 11月 15日 (木) 13:15 | 編集
 コミックボンボンが今月発売の12月号をもって、売り上げ部数低迷のため休刊となりました。僕は確か幼稚園児の頃から中2の3月までと、約10年間購入を続けていただけに、最も思い出に残る漫画雑誌となっていて、現在の漫画観なるものの形成に深く関わっていると思われます。休刊の情報が入ったときは非常に寂しい気持ちになりました。この記事では一つの噂と共にボンボンを振り返って行きたいと思います。

・ボンボンを読んでいた人はオタクになる?
 Wikipediaの項目、「連載漫画の特徴」にも書いてある通り、「ボンボンを読んでいた人はオタク趣味に走る傾向がある」というのは、結構昔から言われていた噂です。否定は出来ません。僕がそうですから。理由についても述べられていて、確かに僕もこの通りだと思います。ボンボンを振り返るに当たって、これをメインテーマにして感想と考察をしていきます。

1.プラモの改造などの少々マニアックなもの
 ボンボンが長きにわたって推し進めていた作品と言えば勿論ガンダムです。リアルタイムで放送していたガンダムシリーズやSD武者・騎士ガンダムシリーズのコミカライズ、今月号まで10年間連載され休刊以降もテレビマガジンにて連載されることが決定している「SDガンダムフルカラー劇場」に代表されるガンダムの4コマギャグ、そしてそれらに登場するガンダムのプラモデルが発売されてその改造テクニックを紹介する漫画「プラモ狂四郎」や「ガンプラ甲子園」など、常にガンダムに関係する漫画が3つ、4つは掲載されていました。

 そりゃあガンダム好きになりますって。実際僕も武者ガンダムシリーズのプラモは相当集めました。結局僕は杜撰な性格で思い描いた通りに作ることが出来ませんでしたが、細かなテクニックなど極め甲斐の多さはオタク心をくすぐり、そのままモデラーとなった人も多かったのではないでしょうか。

2.暴力的な要素が強いもの
 代表される漫画といえば藤異秀明先生の「真・女神転生デビルチルドレン」ですね。簡単に説明すると、単行本3巻の表紙がコチラです↓

真・女神転生デビルチルドレン (3) (講談社コミックスボンボン (929巻)) 真・女神転生デビルチルドレン (3) (講談社コミックスボンボン (929巻))
アトラス、藤異 秀明 他 (2001/11)
講談社
この商品の詳細を見る

 主人公の片腕がぶっ飛んでおります。その他にも、味方が惜しげもなく死んだりと散々な内容。勿論ただグロテスクなだけでなく、それに見合った熱い展開がなされているので結構好きな作品です。

 ちなみにこの作者、絵柄がよく変わることでも有名です。コチラは藤異先生の別の作品、「UMA大戦ククルとナギ」からの画像です↓
nagi1

nagi2

上の2枚の画像は主人公のナギ。同一人物です。上が1巻、下が5巻(最終巻)ですが、何という荒みよう・・・。味方にも「まるでサタンの降臨のようではないか」と言われる始末。

 その他に暴力的な要素を含む作品として有名なのが横内なおき先生の「サイボーグクロちゃん」ですね。コチラは基本的にはギャグ漫画でして、ハイテンションなノリと垣間見えるブラックなギャグが冴えていました。

3.哲学的なもの
 これに該当するのは何と言っても熊倉裕一先生の「王ドロボウJING(リンク先:レビュー)」ですね。ボンボン一番の名作だと僕は思っています。あんなに面白い漫画を描けるのに熊倉先生はどうしてしまったんだろう・・・。「Q&A」がスタートしたと思ったら休載が始まり、現在は2年近く休載になってしまっています。正直個人的には冨樫先生より復活を望んでいます。そもそもの単行本発刊ペースが1年に1回以下、マガジンZというマイナー誌だからファンも少なく復活を望む声が大きくなるとも思えない、といった絶望的な状況が続いております。ネタにされ、偽の復活情報が流され、実際に復活したら各所で大盛り上がりのハンター×ハンターが多くの漫画に比べてどれだけ幸せなことか・・・。7年もの歳月を経て復活した「海の大陸NOA」が掲載されているボンボンは嬉しさのあまり高3の11月にという受験を間近に控えた時期だというのに買いに行き、危うく参考書を買いに来た同級生に見つかりそうでした。

 肝心の王ドロボウJINGですが、大人になって読んでもなんら問題なく楽しめる作品だと言い切れます。最初の1巻は少年漫画らしさが出ているのですが、2巻からは以降の空気が固まり、小学生当時は完全に置いてけぼり食らっていました。今読むと、比喩やパロディの使い方の上手さに気付けます。

 その他に哲学的な作品と言えば、ほるまりん先生の「メダロット」シリーズや岩本佳浩先生の「ロックマンX」シリーズなどもおススメです。ロックマンXシリーズは哲学的というより雰囲気の渋さに惹かれるものがありました。

4.お色気要素の強いもの
 記憶に残っているのが、帯ひろし先生の「がんばれゴエモン」シリーズや藤岡建機先生の「メダロッターりんたろう」でしょうか。読んでいなかったですがつい最近まで藤真拓哉先生が「ネギま!?neo」を連載していたのもそういった路線を狙っているのが顕著ですね。しかし、小さい頃にエロに目覚めたら健全な方向に育つのでは・・・。それとも2次元のエロに目覚めてしまうからいけないのでしょうか。

・ギャグの作風の影響
 コロコロは友達の家で少し読む程度だったのでこの比較は間違っているかもしれませんが、ボンボンではギャグパートに「これが漫画であるというツッコミ、作者の漫画への登場」が存在する漫画が結構多かったのではないでしょうか?その辺の裏側的部分を知ることで、「漫画業界そのもの」について興味を持った人もいたと思います。

・漫画雑誌自体の影響:コロコロとの売り上げ格差
 結局これが一番大きいのではないでしょうか。内容に差はあれど、どちらも面白い漫画が連載されていましたが、僕が小学生の頃と言えばポケモン全盛期で、タイアップをしていたコロコロコミックの売り上げは大きく増加、読者の増加に伴いミニ四駆やビーダマンの人気も出ることでさらに売り上げ増加という連鎖反応により、コロコロとボンボンの売り上げの差は広まる一方でした。僕の地元はド田舎で、小学生のとき同学年に男子が9人しかいませんでした。そんな中コロコロ全盛期にコロコロを買っていたのが8人、ボンボンを買っていたのが僕1人・・・orz。語りたくても語れない日々が続いていました。読んでる漫画について語れない以上、その漫画を楽しむ手段といったら読み込むぐらいしかやることが無かったのです。

 こうした性格的影響、そして2や3のような考察し甲斐のある漫画の連載されていたことでオタクになる読者も確かに多いのかもしれませんね。ボンボンが休載する代わりに中学生向けの雑誌「月刊少年ライバル」が創刊されるということは、小学生向けの漫画雑誌はコロコロの独占になるのでしょうね。そういった環境で漫画に対してどういう考えを持つかも興味があります。語り合える友達ばっかりでものすごく幸せそうだなあ・・・。
Comment
この記事へのコメント
僕も小さいときはボンボン派でしたww
ポケモンよりもメダロットやガンダムが好きで、
「デビチル」や「クロちゃん」「JING」など
少し年齢層高めな漫画もあったりと毎月楽しみにしてました♪
特に「デビチル」は児童誌界のベルセルクと呼ばれるだけあって
幼心に非常に衝撃的でした……。
思い入れのある雑誌なだけに休刊は残念ですね……。
あと「JING」の方は結構人気あるようで2シリーズで累計250万部らしいですよ。
本当アレだけ面白い作品を描ける作者さんなので
出来るだけ早期の復活を期待しますw
2007/ 11/ 15 (木) 22: 10: 54 | URL | ライト # -[ 編集 ]
こんなに近くに同心の人がいて良かったです
ホント昔はどれだけ苦労したか・・・。

>あと「JING」の方は結構人気あるようで2シリーズで累計250万部らしいですよ。
ということは一巻あたり15〜20万部ぐらいですか。
もっと評価されて欲しいところです。
2007/ 11/ 16 (金) 16: 08: 17 | URL | にのまえ # -[ 編集 ]
コメントを投稿する
URL :
comment :
password :
secret : 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright (C) まにまにあ! all rights reserved.
designed by polepole...